「お待たせしました!あっかんべ〜 最終回で〜す!」
↓執筆活動中のしーちゃん先生の図
☆☆ 怪盗!あっかんべ〜 (最終回 新たなる旅立ち)☆☆
「はい、成城でございます。」奥様が電話に出ました。
「私は怪盗 あっかんべ〜です。血も涙もない冷徹非常の・・・。」
「んまぁ!あっかんべ〜さん。お電話お待ちしておりました。」
「ん・・・!?」
「もしもし。安心してください。決して警察なんかに知らせませんから。」
「そ、それはどうも。実は、お宅の犬をお預かりしているのですが。。。」
↓預かっていただいていまちゅ。の図
「んまぁ!助かります!」
「えっ!ま、迷子の犬をお預かりしている訳ではないのですよ!ゆ、誘拐したのです!」
「んまぁ!それは助かります。」
「ど、どういうことです?それは!?」
「その犬には本当に困っていますの。」奥様は、ここぞとばかりに力を込めました。「高価な植木は倒す。一億円のダイヤモンドの首飾りはどこかへ隠す。十億円の花瓶は自分の巣へ持って帰る。そのくせ番犬としてはまったく役立たず。その犬が来てから、うちにはロクなことがありませんわ。」
↓花瓶を持って帰るわ。。。の図
「そ、それはどうも。し、しかし、もう誘拐してしまったのですから、犬の命が惜しければ、身代金として、、、」
「惜しくありません!!!」奥様は怒鳴りました。「その犬はもうこりごりです!煮るなり、焼くなり、捨てるなり、お好きにしてください!!」ガチャンと電話を切りました。
電話の前であっかんべ〜は呆然としていました。
「なんという血も涙もないやつだ。」あっかんべ〜はうめきました。「ミルボン、私は身代金を失い、君は飼主を失った。」
犬はうな垂れて
「クーン」と鳴きました。それは、
「ボクをどうするの?煮るの?焼くの?それとも、捨てるの??」と言う目だったので、
「ミルボン、君はしばらくここにいなさい。番犬としては駄目でも、他になにか才能があるかも知れない。」
犬は喜んで、でんぐりがえって、腰を落としてふんばりはじめました。
「そ、そこでしてはいかん!」あっかんべ〜が叫ぶ間もなくお尻から何かが”チャラリン〜”と転がり出ました。
↓なんか出てます!の図
”ダイヤモンドの首飾り!”
「ミルボン、君は泥棒の才能がある。天才かも知れない!」
↓天才犬でーすの図
世間を震え上がらせている、「怪盗 あっかんべ〜と、天才犬ミルボン」とのコンビはこうして始まりました。
二人の武勇伝はまだまだ続く。。。
♪♪♪ 怪盗 あっかんべ〜 終わり ♪♪♪
♪出演者♪
あっかんべ〜 : しんちゃん
お手伝いさん : しーちゃん
ミルフィーユ : ミルフィー
奥様 : たろーちゃん
お付き合いいただきまして、ありがとうございましたぁ〜!